平成22年5月9日
宮崎県都農町にあるモッツアレラチーズ作りの農園が消滅しました。
とても有名で、とても流行っていた酪農農園でしたし、私も食べたいし
訪問したいと思っていたところでしたが、今回の口蹄疫の騒動で
水牛も殺処分になったようです。 普通の牛だったらまた買い直すことも
できたかもしれませんが、水牛は輸入が難しいのでしょうね。
真実は定かではありませんが、地元のおばさまたちからの情報だと
経営者はもう都農町から去ったようです。
ああ、食べておきたかった。 ちょっと高価なので躊躇していたところでした。
これが現在の地元の状況です。
6万頭以上の殺処分と、これからの状況変化に誰もが憂慮している状況。
日々、新しい感染農家が出てそれに伴う交通規制。
24時間体制での消毒防除などで誰もが疲弊している状況でしょう。
私の就農申請受理に関しても、全ての業務がマヒ状態になっていることは
容易に推察できます。 でも、私事ですが、私の就農申請は審査して欲しいと
思うことは我儘ですが通したいことです。
今回の口蹄疫は天災か人災ですが、農業部門に大変大きな災害をもたらしました。
でも、新潟の地震を2回体験している私としては、これでへこたれてはいけないと思います。
経済に置き換えても、リーマンショックで倒産した企業はたくさんあります。
農業分野の方々は、これがものすごい災害だと思っているかもしれませんが
一つの災害として、これからどうするかを考えて行く時なのだと思います。
まだ、これからの拡大が予想されますから今 軽々にものを申すことは慎むべきですが、
私に置き換えると、畜産で受けたマイナスイメージがこの地域の農産物にも影響が
出てくるかもしれない時に、就農することは可能性としてとても低いと言われても
だから全農家が消滅するのですか? と、問い直したい。
私は、農業の改革と言う将来の姿に希望を見出していきたいし、
農業を基盤とした地域活性化をこの状況でも推進していきたいと思っています。
新潟地震の災害を2度続けて受けた被災者の方々が、そのまま消滅してしまったかと言うと
そんなことはなく、前進されていることも認識しておく必要があると思います。
今回の災害で相当な打撃を受けた方がいらっしゃることは冒頭に書きました。
それでも私は、日本の農業に身を投じたいと思っていることをここに表したく
このブログを書いています。