平成22年6月20日
昨日の枝誘引の時に、チャノキイロアザミウマと言う
厄介な害虫がいることに気がつきました。
直接目で見ることができないぐらいに小さな生物ですが
数本の苗の新芽に被害をもたらしていることがわかりました。
まだ被害は最小限です。
6月6日に予防の薬剤散布をしておいたのですが、卵はどこかに
隠れていたのでしょう。
ちょうど良いタイミングなので、炭素病の予防と活力を与える溶液を
混ぜて葉面散布しようと思い、早朝に出かけたのですがあまりにも強い雨。
管理しているハウスは床は水浸しになりますし、屋根からもびしょびしょと
雨が滴り落ちてきます。
管理者としては農業法人に文句を言いたいところですが、これが精一杯なのでしょう。
ここの農業法人として大量のマンゴー栽培をしていくことができたら良いのになぁと思います。
さて、私の師匠のところは最高の出来と数量と単価で出荷終了しました。
私の知人のマンゴー畑は数日前から数個ずつ熟して落ち始めたと聞きましたが、
今日聞いたら撤収し始めたと言うことです。
???と、思っていたら、昨年末にまばらにしか花が咲かず、重油を焚いて
温度を上げたけれどスリップス(害虫)が食害してまともな実がなっていないとのこと。
重油代の数百万円が丸損です。
2年前に苗木を定植した初心者の人の畑を見てきましたが
きちんと大きな実が成っていました。
前段の農業数十年の人と後者の初心者の人との差は歴然でした。
マンゴーの栽培もいろいろなのだなぁと強く感じる一面です。
農業は複雑なパラメータの集合体であり、その利用による差異が無限大になると
良く言われておりますが、所詮(基本)はその人によるものだと言うことが
明確になっているように思えます。
さて、私も来年の収穫に向けて気を引き締めなければ。
そのためにも、今管理している苗木をきちんとすることが大切です。
購入時にろくでもない苗だったらどうしようもないですからね。(笑)
まあ、自分で管理している苗ですから絶対良いものにする努力は絶大なるものがあります。(爆)