平成23年1月17日
異常気象流行りですが、宮崎でも例年にない寒さが続いています。
移住してからこのような寒さが続くことがなかったので、
地元の方々に聞いてみたら、やはり異常的なことだとの返事でした。
「寒さ」に関しては、青森育ち、新潟生活から言うと
宮崎の外気温の寒さと天候は、全く問題ないと感じています。
ただし、部屋の中の暖房に関しては、関東以西のほとんどの家庭の様に
あまりおおげさな暖房設備を整えていないので、けっこう寒く感じます。
私の願望は、生活に余裕ができたら薪ストーブを設置することです。(笑)
ところで、
農業における「寒さ」の基準をちょっと垣間見た様が気がします。
今年の冬は0℃~マイナス2℃になることもけっこうありました。
ですから、暖房機がないハウスではけっこう作物が凍死しています。
暖房機がついているハウスでは、3℃に設定しておくとだいたい1~2時間
暖房機が稼働しています。
15日の夜から16日にかけて、宮崎にも寒波がきました。
予報ではマイナス3℃と出ていましたし、実際に夕方からの冷え方は
ものすごく冷たく感じました。
しかし、実際の外気温(ハウス周辺)は、プラス2℃でおさまっていました。
???
でも実際には、今まで生き残っていた無加温のハウスの中は全滅。
???
今までマイナス2℃に耐えてきた作物が、プラス2℃で何故全滅なのか?
素人考えですが、今までとの変化を記録しているデータがありました。
3℃に設定していたハウスの記録は、燃焼時間が5時間でした。
マイナス2℃の時でも1時間ぐらいの燃焼時間が普通。
マンゴーハウスは通常9時間前後の燃焼時間ですが、その夜は12時間の燃焼。
と言うことは、
温度の低さよりも、「
低温が続く時間」が大きな要因なのではないかと考えます。
通常は夕方から徐々に気温が下がり、朝の6時前後に最低になりそれから上昇と
言うパターンですが、この日は2℃が夕方から朝までずっと続いたとのでは
ないかと想像しています。
農業においては、
短時間の低温よりも、長時間の低温の方が被害が大きい と判断しました。
これも一つの勉強です。