平成23年9月6日(火曜日)
宮崎に移住してから鼻炎になりました。
鼻が詰まった状態になったり、鼻水が止まらなくなったりと
症状はまちまちなのですが、その時々に困った状態になります。
でも、ひとつの現象は共通のものでした。
それは、
「香りを感じない」と言うものです。
皆さんは香りがなくなった世界を体験したことはありますか?
私はそのぐらいは・・・と思い、数カ月?いやもっと長く
ほったらかしていました。
あるとき、機械の過熱があって周りの人が焦げくさい・・・とあわてていた時
私は全く分からずキョトンとしていました。
妻からは前々から医者に行きなさいと言われていましたが、ちょっと無視。
さすがにこんな経験をすると医者に行かなければ・・・と思い
ちょっと有名な耳鼻科に行きました。
それから2年近くたっていますが、寝る前に鼻に点鼻薬をささなければ
すぐに香りがなくなってしまいます。
しかし、薬を使って久しぶりに香りを感じた時は
世界が3次元になっている、立体としての世界を感じて感動したものでした。
しかし完ぺきではない匂いの感覚。
きちんと匂い、香りが感じられないことも多かったのです。
その病状が一変しました。
今回、40度弱の熱が13日続いた後に国立病院で少し元気になり始めたころ
「あれ? 点鼻薬を使っていないのに香りがわかる・・・」
不思議なことに、鼻炎になる前に状態に戻っていました。
今は車を運転しているときも、窓の外から草いきれの香りや
突然のむせかえる鶏舎の臭い、どうしようかと思うほどの豚舎の臭い。
かすかな風の香りまではっきりとわかります。
友人が入院しているときに電話をしてきたので状況を言うと、
「幸司、おまえはもうガンにはかからないよ」 と突然言いました。
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「なんでだ?」 と問うと
「あのな、40度近くの熱がそれだけ続くと体の中の菌とか悪い細胞なんかを殺してしまうんだよ。
まあ、滅菌作用とでも言うところかな」 との返事。
医療には素人の友人の言う事だから、あてにはならないとたかをくくっていましたが
この「香り」の件に関してはまさにおっしゃるとおりでした。
これからは「病は気から」と言われますから、
友人の言葉を信じてガンにはならないと思いこんで行こうと思います。