平成23年9月22日(木曜日)
農業は「勘と経験だ!」と、よく言われて反発していましたが、
やっぱりどんな職業でも それは必要ですよね。w
まずは基本ができていなかったら、イノベーション(革新)もなにも
あったものじゃない。
今は農業の基本を学ぶことが大切なのですが、
学んでいるのかどうか・・・しょっちゅう師匠に電話で聞いています。
今回は、台風の説明がテレビでしょっちゅうやっていましたので
「どうして熊本県側を通る台風は宮崎県で風が強いのか?」が
とてもよくわかりました。
そして、何故、私のハウスに(台風通過後の)吹き返しの強風が
北側から吹いてくるのかが良く分かりました。
(北側に防風林を育てよう)
今回の台風の長雨で、植えたばかりのズッキーニの苗の葉が
黄色になってきました。 一部の葉はけっこうかじられています。
この2点の説明をズッキーニの師匠から聞いたところ、
・黄色になったのは長雨で根が病気になりかけている
・葉がかじられたのはヨトウムシの幼虫がいるから
と言う、明快な解答とともにその対処方法もすぐさま教えてくれました。
マンゴーの師匠には
・これからの管理で少しでも早い収穫ができる方法は?
・現在のマンゴーの樹の生育状況と管理の方法は?
などを聞いてみたり、師匠のハウスに見学に行ったりと
教科書には無い、細かなことを教えていただいています。
やはり長年やっている方々は、勘と経験からたくさんのことを
教えてくださいます。
と、言ってもどちらの師匠も30歳代なのですが。(笑)
この方々は勘と経験のほかに「勉強」もしていることが強みです。
そして一番良いのは、「教え方が都会的でわかりやすい」のです。w
私がこれから十数年、勘と経験を会得するまでに 農業人生が終わってしまいます。
だから、私の農業は一夜漬けと師匠の活用によって構築されるのです。w
偉大な勘と経験に感謝しながら、ヨロヨロと進んでいくのは仕方ない。
ただし、勘と経験を素直に聞いて実行していく努力と実直さは
忘れずに持っていたいと思っています。