平成24年20月23日(火曜日)
宮崎県のマンゴー研修会に参加しました。
宮崎県の中の、私の地域も含めた県北のいくつかの部会の
合同研修会でした。
テーマは、
出荷するマンゴーに病気の菌が付着することにより、
お客様に届くときや市場に出荷した時には腐ってしまうことを
防止する方法と、
いかに多くの収量をとって、高い価格で出荷できるか、
そして、栽培に関する経費削減の方法 などでした。
マンゴーの価格が東国原知事時代のような、超高額にならないために
マンゴー農家は採算で苦労している時代です。
そして、新規参入者がその時代にとても多くなり、
出荷量は増大しているのですがそれと共に、品質の低下が
顕著になってきているようです。
これは、マンゴー栽培における技術習得の未熟さが露呈しているようですね。
経費削減対策についても、
マンゴーが最高の高値を付けていた時代は、その必要暖房経費としての
「重油代」は、1リットル当たり 30円~40円台だったそうです。
その価格が、リーマンショックの時は120円まで一挙に暴騰し
現在は90円台に落ち着いています。
経費が最少で、売り上げが最大の時代を知っている古参農家さんたちは
悲鳴を上げているようですが、
私のように新規参入者は最初からそのハンデを背負っていますから、
悲鳴を上げるまでには感じていませんが、
何とか自立できるようにはなりたいと、焦りながら努力はしています。
しかしこればかりは、樹の成長と共にの収穫量なので
あと3年はじっと我慢しなければなりません。
逆に、古参農家さんたちの悩みは、古くなった樹を新しい苗木に
改植する時期をいつにするかと言う悩みがあるようです。
やはり15年以上経過した樹は、実のつけ方が悪くなるようです。
技術の高い農家さんは、20年の樹でもきれいに作っているようですが。
今回の研修を受けて、
・ハウスの空気が漏れているところの見直しと改修
・重油暖房と電気暖房の整合性を見直して経費削減
・電気冷暖房機を利用して、収穫時期を早くすることの技術改革
・病気を防ぐための、収穫用具の洗浄の励行
これらを再認識しました。
私のハウスは、今 冷房をかけていますが
今日と明日は自然の寒冷で12度前後まで冷えるようです。
こうなると、もう冷房は必要ありませんが、夜温がちょっと高くなった時には
ハウスを締め切って冷房をします。
これらの細かな管理が、来年の収穫時期を早くしてくれると信じながら
作業をしているのです。
今は祈るような気持ちで、
早く 花芽が膨らんできてくれないかなぁ・・・と待っています。