平成24年11月8日(木曜日)
とても悲しい宣告を受けました。
今日はマンゴー部会の研修会で、各ハウスを回って勉強する日でした。
私のハウスにもみなさん来られて、マンゴーの生育状況を話し合いました。
その時に一人の人が、
「木村さん、外の木にものすごい数のカイガラムシがついているよ。
あのカイガラムシはハエや虫について、ハウスの中に入ってくるよ」 と、
教えてくれました。
そうです、今年のマンゴー出荷の前にカイガラムシが樹について
ものすごく大変な思いをさせられたのでした。
今年の夏はカイガラムシ退治に真剣に取り組んでいたのですが、
まさか外の樹でその基地があったとは。
その樹とは、トネリコと言う樹で
私が宮崎に来てからとても気に入って、将来の農園の並木道はこの樹で
飾ろうと心に決めて、この4年間小さな苗木から育ててきた樹だったのです。
今は農園の周りに植えて、大きくなるのを待つばかりになっていました。
まだ2mぐらいですが、大きくなったらこの写真のようになるはずでした。
県や経済連のアドバイザーは、大きな木になったら害虫駆除が難しい。
労力と金額が半端ではない、故に切れとのご宣託。
もちろん、マンゴーのためにならないものは切らざるを得ないのですが
さすがに、この4年間転々と一緒に移ってきた樹を切るのは・・・・・。
これからの防除とマンゴーのリスクを考えると、切らざるを得ません。
40本ほどある樹を明日すべて切り倒して、すぐに燃やすことにしました。
トネリコにカイガラムシがつきやすいとは全く知らなかったとはいえ、
痛恨の至りです。
防風林も兼ねる目的でしたから、すぐに何かほかの木を選定して植えなければ。
自然との対峙に難しさを感じます。