平成25年7月28日(日曜日)
6次産業化での加工事業を開始するべく、少しずつ用意をしています。
考えていたことが全くできなかったり、違うものになったりすることが
日常茶飯事のような状態で、右往左往していることも多いのです。
今回、全然考えてもいなかった機器に スチームコンベクション(スチコン)があります。
ジャムを作るときは、ジャムのビンや蓋を熱湯消毒して使うのですが、
瓶は15分以上グラグラと鍋の熱湯の中に入れて、蓋はゴムの部分が痛まないように
3分ほど煮てから熱湯から取り出します。
これが大変。
やけどをしないように耐熱性の手袋を買いましたが、取り出す瓶の数本目からは
熱くなって、水で冷やしながら作業をしなければなりません。
耐熱手袋だけだと熱すぎて、作業が遅れるのでトングなどの器具も使いますが
ものすごい面倒な作業なのです。
そして次は蒸し器。
ジャムを瓶に詰めてから殺菌と脱気をするために十数分間80℃の水蒸気で
熱するのですが、この蒸し器が見つからない。
厨房専門の会社数社で探してもらったのですが、きちんとしたカタログでは
今回使用する瓶の高さをクリアできないのです。
果ては、ウナギの蒸し器まで候補に挙げられました。
私が今まで使っていたのは、近くのホームセンターで購入したものなのですが
ちゃんとした加工場になると、このようなものは使えないようです。
ということで、これらの煮沸殺菌と、蒸気脱気の作業をするために
スチコンの導入が必要になりました。
たくさんの利用方法があるようですが、今はコンフィチュール作りにしか使いません。
でも、これからスイーツを作るときは例えばプリンなんかを作るときも大量生産ができそうです。
私の工房はまだトンカンしている最中ですから、
少しずつ設置する機器関係を紹介していきたいと思います。
もちろん手作りにこだわっているのですが、手作業でできないところは
機械にお願いするしかないですからね。
6次産業化を目指す農業者の方に、
また、これから農業をしたいと思っているサラリーマンの方々に
少しでも参考になるようにと思って、私の6次産業化の在り方への考えと
その実践を公開していきたいと考えています。
間違った方向に進むかもしれませんし、失敗するかもしれません。
ですが、成功を夢見て進まなければ達成はできないと思いますので
良きにつけ悪しきにつけ、状況を開示していきたいと考えています。
皆様のアドバイスはとても貴重なものですから、ぜひともお願いいたします。