平成25年7月31日(水曜日)
最近は野菜の値段がものすごく下落しています。
私の地域では 従来より夏場にはほとんど作物ができないと言われています。
特に葉物野菜は暑さで溶けてしまって、さらに害虫に食べられてしまうと言われています。
では、できる野菜は?
代表格としてはキュウリ、そしてゴーヤです。
そのどちらも、大量の人たちが大量に作るので、ほとんどお金になりません。
例をいうと、
5月には1本あたり 100円だったものが、今は3本で100円 でも売れません。
どこの直売所でもあふれかえっていて、売れ残って黄色くなって廃棄です。
東京でもそうでしょうか?
地産地消とよく言われますが、地産地消なら農家がやってらんない状況が
続いているのです。
私もゴーヤを作って出荷していますが、JAに出すとほとんど商売にならない状況。
でも一応は引き取ってくれるので、捨てなくても良い・・・という程度。
直売所に出すと、値引き合戦でそれこそ何のために作っているのか? という状況が
続いています。それでも売れたら良いぐらいで、ほとんどが腐って返品です。
他の野菜を見てみると、ナスもトマトも売れ残り。
キュウリなんかは山のように新鮮なものが返品の棚に並んでいます。
東京ではいくらするのでしょうか?
こちらでは5本ぐらいの量で、朝どりで100円ですが売れ残ります。
昨今の円安の影響で、輸入野菜は減量を続けていますし、
それならば国内の野菜が高値になっても良いはずですが、少子高齢化や
料理をしない女性の多さなどで、野菜そのものが全体に安くなっているようです。
ゴーヤを見ると 昨年の同期で1/3の価格です。
こうやって市場経済に飲み込まれてしまうと、どうしようもなくなってしまうのです。
何とか付加価値を付けた商品に生まれ変われさせることが
これからのゴーヤ栽培のイノベーションなのでしょう。
ゴーヤから何を作るか?
どうやって作るか?
どこに売るか?
いくらで売るか?
こうやって考えていって、ヒット商品ができてきたらよいですね。
とにかく、野菜の値段が安すぎるということを言いたかったんですね。笑
直売システム 産直販売をしたら、こちらも買う方々もwinwinの関係になるはずです。
ということで 産直システムも始めようかと考えています。