平成26年2月28日(金曜日)
早いものですねぇ・・・ つい先日新年だったような気がします。w
この写真は私のハウスの前の畑の写真です。
いつもきれいな作物を作っていらっしゃって、私も時々いただくことがあります。
昨年末に最後の作物として、白菜を作られました。
それはそれは見事な白菜ができていましたが、収穫時期を過ぎても
一向に収穫する気配がなかったので、どうしたのだろうとみていました。
数日前に持ち主のおじいさんが来られて、白菜をあげると言われました。
とても大きな白菜を目の前の畑からとってきてくださり、2個もいただきました。
まだ家に1個残っています。毎日食べたのですが大きいので1個を食べつくすのに
とても時間がかかりました。
品質はもちろんしっかりしたものです。
その畑が昨日写真のような姿になりました。
大型のトラクターが突然入ってきて、見事な白菜もろとも耕運をし始めて
数時間のうちに全部廃棄してしまいました。
数日前におじいさんと話したのですが、方言が強くて何を言っているのかが
まったく理解できずにいたのです。
畑に白菜やキャベツを作るにあたっては、熊本県の業者と栽培と購入の契約を
交わすなどという形式があるとは聞いていました。
現実に、熊本の業者や労働者が大挙して収穫してしまうという姿はよく見ています。
ここの畑が何故? 収穫せずに廃棄されたのかの理由はわかりません。
たぶんお金はもらったんだろうと推測はされますが、それ以上の理由などは
私にはわかりません。
1個を100円で売ったとしても、百数十万円以上はあったのではないでしょうか?
農業の流通のことは素人の段階ですが、目の前で立派な作物がつぶされ、廃棄されるのを見ていると
TPPなどの農業問題に絡めて、その複雑さと違和感を強く感じてしまいます。
この白菜なども恵まれない施設などに寄贈する方法はなかったのでしょうか?
国費の農業助成には、こんなところで活用してほしいものです。
もったいないなぁ・・・