平成27年1月12日(月曜日)
元旦から3日まで道の駅2カ所で試食販売をしましたが、
そのあとも忙しさの中で怒涛の日々を過ごしていました。
5日にはマンゴーハウスに受粉用のハチ巣箱を1箱入れて、
9日には新たに3箱を入れました。
花を吊り直したり、針金を新たに作ったり、
ハチが夕方なかなか巣箱に戻らないので、暗くなるまでじっと待ってから
ハウスの中の二重屋根を下したり・・・
ハチはハウスから逃げ出そうとばかり考えているようで、
隙間に入り込んでは戻れなくなって大量死をしています。
助けようと手を差し伸べると、すぐ毒針で刺してきます。
今日は左手の中指と、右手の薬指を刺されました。
刺された瞬間はとても痛くて、仕方ないので虫刺され用のキンカンを塗っています。
昨年は全部の樹に花が咲きましたが、今年は花がつかない樹も多くあります。
毎年同じことの繰り返しのはずが、毎年大きく違ってきます。
一昨年はその前の年の10月・11月の天候不良からほとんどのマンゴー農家が
1か月の収穫遅れになりました。
昨年は少しでも取り戻そうとしていましたが、それほど収穫期を前倒しすることは
できなくて、みんな苦労していました。
今年の収穫については、前年の8月からの天候不順でまたまた
1か月ほど遅れているところが多いようです。
私のところは、4月中旬から収穫を開始しなければならない理由があるので、
なんとしても遅らせる訳にはいきません。
そこで、ちょっと不揃いですが早めに加温を開始して
例年通りの花の開花をさせました。
この結果が吉と出るのか凶と出るのかは収穫が終了して、
販売結果を見なければ言えないことです。
農家は毎年、自然との闘いで疲弊し、販売結果で一喜一憂するのですね。
毎年同じような生産と販売ができるように、工業的にできないものかと悩みながらの
農業との格闘をしています。
今年も美味しいマンゴーがたくさんできますように。